鈴木さんのデザインノート

 こんばんは、CCKの関根です。
 デザイナーノートシリーズもいよいよ最終回です。
 いつもにこやかな鈴木さんにノートのお話を聞いてきました。

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主張しないものが、いい

 最初に買って使ったのは無印良品のノートです。罫線タイプじゃなくて、点の方が自由に気にせず描けるし、使いやすいかなって。方眼タイプでもいいと思うんですけれど。でもちょっとした目安があると描きやすいかなって。選ぶ基準はとにかくシンプルなもの。主張しないものがいいです。なんにもない表紙。そんなのばっかり選んでいます。
 今使っているのはこれです。KOKUYOのノートです。「できる人は方眼タイプ」とかいう宣伝文句に惹かれて買いました(笑)。ただ、まだあまり使い込んでいないので、「できる人」にはなってないですね。だから「『ちょっとだけ』できる人」かな?
選ぶ基準は、罫線タイプは買いません。それで方眼タイプ。このノートは下にノンブルが入っているのが気に入っています。

 

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 こっちはもったいなくて使えないバージョンです。永井博のイラストが表紙のRollbahn。これは使う予定はないです。次手に入るかわかんないので。これは企画の趣旨から外れていますよね。でもイラストが好きで買ったので、いいんです! 


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ハイテクに勝るローテク

 形を考えるときに、画面で作業をしながらだとやりづらいので、ノートを使います。自分で一から画き起こすイラストは、パソコンでは描きづらいんです。だから先にざっくり頭で考えて、次に手を動かしながらノートにラフを描いて、それを元に画面で作り上げていき、形にします。最初に作った形から変化を加えて違うバージョンを作るラフも、改めて手で描いていきます。実際にこれを画面上でやっていくと僕は時間がかかるんで、ノートはとっても大事です。ハイテクな人は画面でぱぱっと作れるのかもしれないですけれど……。もしかして年齢かな(笑)。

 ノートはそのとき自分にあったものを買います。探しに行っていいのがあったら買うっていうスタンスですね。あ、あと開きやすさも選ぶのに大事な要素ですね。この方眼ノートを使い込んで、早く「できる人」になりたいです!(笑)


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 できる人の方眼のノート、僕は初めて見ました。ぐいぐいギラギラした雰囲気ではなく、落ち着いたたたずまいのノートで、僕も欲しくなりました。
 以上、関根でした!


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