10月の新人、斉藤さんのインタビュー!

 こんにちは。CCKの関根です。
 ぐっと秋も深まり、僕の大好物のラーメンもおいしい季節になりました……しかし、最近お腹を壊し脂っこいものを断っています。皆さんも体調には注意してください。
 さて今回は、10月に入社した新人の斉藤恵梨華さんにインタビューをしました。彼女のデザイナーとしての意気込みを紹介します。

--------------------------------------

イラストレーターを志すも……

 今年の3月に東京の渋谷区にある日本デザイナー学院のイラストレーション科を卒業しました。長野県出身でもうすぐ21歳になります。
 イラストを描くのが好きなのでこの科に入ったんですが、将来的にイラスト一本でやっていくのは厳しい世界だぞと気づいて、そこから少し人生に迷いが生じた感じです(笑)。それと、在学中から販売員のアルバイトをしていましたが、将来的にこの店で働き続けるのもなんだか違うなぁという感覚が自分の中に芽生え始めて……。
 学校はまじめに通っていました。だけどイラストレーターになるという厳しい現実を肌でも感じるようになり、次第にクリエイティブな仕事に就かなくてもいいんじゃないか、そこにこだわらなくてもいいんじゃないかって。本来あった「クリエイティブな仕事に就きたい気持ち」がどんどん変わっていったというか、最初の志から離れていきました。
 そんな考えから、就職活動は一切しませんでした。何も決まらぬまま卒業です(笑)。クリエイティブな仕事って楽しいし、充実しているのは知っていますが、その反面、精神的に追い詰められたりしますし、産みの苦しみもつらい。そこに不安を覚えたから就活しませんでした。ここで一度自分を冷静に見つめ直さなきゃ、私はだめになるかもという感じで。怖じ気づいていたっていうのもあると思います。だから少しこの世界から離れようと思って、改めて卒業後に就活を始めたのですが、そのときは事務系の仕事を探していました。CADのオペレーターになろうかなと考えたときもあります。


CCKからスカウトが

 事務系の仕事を探しつつ、やはりクリエイティブな仕事に就く夢は、どこかで持ち続けていたんだと思います。転職サイトではクリエイティブ系の職を希望していました。登録してからそれほど日が経たないうちに、スカウトが来たんです。それがここ、CCKでした。
 一度会社にいらっしゃいという連絡を受けて、行ってみました。そうしたら、もうその場で「ここで働きたい!」と心から惹かれました。入り口に立ってオフィスの雰囲気に軽く触れた途端にです。さらに奥に案内されて席を見た瞬間、ここに座って働きたいという気持ちが湧き上がったのを覚えています。私としては、仕事内容も大事だけれど、環境が整っているのも譲れないひとつです。人とのコミュニケーションが取りやすいのは大事ですし、そうすればストレスも溜まりづらくなる。また、こういう業界は夜が遅くなりがちなのは知っていますが、この職場だったら大丈夫、やっていけるなって。そこからクリエイティブな仕事に対して後ろ向きというか、弱気になっていた部分が少しずつ消えていきました。なんだか自分の心が開いていく感覚があったんです。
 そして内定をいただいて、入社してと、淀みなく流れるように物事が動いて決まり始めて……。自分でもびっくりしています。
 いざ入社してみても、初訪問時のイメージとズレはないです。私が抱いていたイメージは、張りつめすぎず、ほどよい緊張感を保って仕事をすることなんですが、とても働きやすくて居心地のいい職場です。
 CCKの皆さんは丁寧に教えてくれます。一度の説明で私がわからなくて、再度教えにもらいに行っても嫌な顔をせずに、何度でも優しくわかりやすく説明してくれます。ありがたいの一言です。ただ、自分のわからないところは探して聞きにいかないとだめなんだなと。皆さん忙しいので私の横について手取り足取り教えてくれるわけではありません。だからどんどん仕事をこなしていって、わからないところを教わり、成長する。一番近い目標としては、早くそういう位置につけるようになることですね。


もう心は閉ざさない

 イラストレーション科にいたので、描くのは好きですが、見るのももちろん大好きです。好きなイラストレーターはEIMIさん。ピンクや水色を多く用いた独特の色彩センスに心が奪われます(笑)。
 将来はマルチに活躍できるデザイナーになりたいです。さまざまなデザインができるようになれば、それがもっと役に立ち、私自身もきっと成長していきます。そのためには、早くで独り立ちができるようになりたいです。会社から独立するわけじゃなくて、私が、仕事を一本まるごと任せられるような力を持つ。少しずつですが、そういう努力をしていきたいです。
 一人前になれたらやってみたい仕事のひとつに、CDジャケットのデザインがあります。星野源の『YELLOW DANCER』のデザインは憧れです。いつかきっと、必ずという思いを、密かに胸に抱いています(笑)。
 せっかくこの会社にスカウトしていただいて、入社できたんです。だからずっとデザイナーで居続けたいと思います。そのためには自分の心はもう閉ざさないつもりです。後ろ向きで閉ざしていた私の心が、初めてCCKを訪問したときに、少し開いた。あの瞬間を大事にして、さらに心を開いて、ここCCKで頑張って成長していきたいと思います。

 
-----------------------------------------

 8月に入社したのうみさんに続き、さらにフレッシュな斉藤さん。早く仕事に慣れて、CCKで活躍できるように僕たちも支えます!



コメント