あ け ま し て お め で と う ご ざ い ま す

あけましておめでとうございます。
どうも。うえちーです。

年末のご挨拶をしてからあっという間に年始の挨拶をする日を迎えました。
皆様ゆっくり年末年始を過ごせましたか?

さてさて、今年も年賀状をCCKより送らせていただきました。
昨年に引き続き今年も紙すきで手づくり年賀状です。


今年は巳年なので縁起のよい白蛇を入れております。
上向きに入れて年賀状の金色になっていく部分に向かわせるようにし、
「よい方向へ進みますように」と願いも込めております。

基本的に作業に夢中になっていたので工程の所々の写真がごっそりないですが、
文章で伝えますので想像(妄想)で賄っていただければと思います。

12月頭。
CCKは会議をしました。
「今年の年賀状はどうするか?」
大切なことです。1年お世話になった方々への年明け最初のご挨拶ですから。
会議の前に各々で下調べをし、アイデアを持ち寄ります。
印刷会社が母体にあるということで「紙」をちゃんと使おうというテーマは昨年と変わりません。
様々な案が出ました。紙遊びをしたり仕掛けが施されていたり…。
なかなか決まりません。
「じゃあ、来週までにそれぞれ実際のサンプルを作ってくるように…」
資料だけで決めても実際に作ってみたらイメージと違う!とか、
手間やコストが…なんてこともありますのでサンプルを作ることは大事です。
そんなこんながありまして昨年同様、紙を作る(紙すき)と樹脂粘土で決まりました。
昨年のノウハウがある、というのが要因の一つですね。


使った道具は昨年と同じものです。
写真立てを分解して洗濯ネットをピンと張って紙をすいていきます。

それを今年は70-80枚ほど作りました。
並べた状態はこんな感じです。

下には乾いた時に剥がしやすいようにガーゼを敷いています。
以前はタオルの上に直接置いていたので剥がすとタオル面がバリバリになってしまっていたのです。
今までの紙すき経験から得た知恵です。

紙をすいている写真は1枚もないのに紙すきを終えた後の
ゴム手袋の写真はたくさん撮っているという……。
デザイン会社ではなかなか見れない風景ですかね。

紙すきハガキを乾かす傍らでは同封する巳の作成です。
こちらも昨年と同じく樹脂粘土という乾くとプラスチックのようになる粘土で作成しています。
銀粘土用の蛇の型を使用し型取りしたらバリを取り少しクネラせて乾かす…。
こちらもハガキと同様70個以上作成しました。
同封している蛇は縁起の良い白蛇ですがサンプル作りの段階では
緑やマーブル模様や色々な蛇がいました。

紙すきハガキは3-4日放置でやっと乾きました。
水分が抜けてくると歪んでくるのでCCKにある資料本を総動員する勢いで重石にして
平らにします。
樹脂粘土は1日もあれば乾くので細かいバリ取り作業です。
手作業では追いつかないので電動ヤスリの登場です。


一つ一つ細かく丁寧にバリ取り&面取りしていきます。
粉末が飛ぶのでマスクをしての作業。
ながぬー真剣です。

休憩がてら多肉を愛でてシャッターをば。


バリ取り前と後の巳達です。

年賀状も乾いてきたところで絵の具で金色に塗っていきます。
全面に塗るのではなく上半分だけをグラデーションっぽくなるように塗っていきます。
こちらも塗っている写真がないのですが、紙すきの紙がボコボコしているので、
塗るのは結構大変でした。

金色を塗り終わったら乾くのを待った後にいよいよ最終工程。袋詰です。

袋詰される前の巳たち。誰から入れられるか作戦会議中ですかね。

金赤の中紙を入れて、年賀状を入れて、巳を入れて、年賀カードを入れて。
着々と商品っぽくなってきています。


昨年と同じヒートシーラーで口を留めます。
最後は宛名とCCKの住所シールを貼って完成です。

ちなみに同封されている中紙は裏も印刷されていまして
こんな感じになっております。


基本的に白巳+金グラデの年賀状ですが、
1セットだけ緑巳+全面金の年賀状があります。


数ある中でこの1セットのみなので送られた方は運がいいと思います。
どなたに届いたかは誰も分かっておりません。

よい方向へ向かうようCCK一丸精進して参ります。
今年も一年お付き合いのほどよろしくお願いします。

コメント